教育は日々のくらしから

教育・研修の最優先課題とは

会社が立派な会社であるかどうかは、その経営者と社員の品性の高低にかかっていると言っても過言ではありません。
社員の人品を磨くことは、教育・研修の最優先課題でもあります。
人間は三つの根本的な本性、つまり感性、知性、品性を持っています。
感性はもっとも先天的で本然的な本性です。
刻々と変化する時代、社会、市場、顧客の種々さまざまな諸現象を機敏に感じ取る社員の感性は、企業のレーダーでもあります。
社員の感性が研ぎ澄まされればされるほど、顧客のニーズをより敏速に、より正確にとらえることができます。
知性はより後天的な本性であり、教育すればしただけの進歩がみられます。
社員一人ひとりの頭の良さの種類を見出して磨きをかければ、社員の知的水準は高まります。
知性は、感性が感じ取ってきた諸現象の本質を論理的に究明する力を持っています。
社員の知性が高まれば高まるほど、顧客のニーズをより敏速に、より的確に満たしていく、より有効な戦略を編み出す知恵が出てきます。
ところで、その人物の感性が洗練され、いくら豊かであっても、知性が乏しければ、その人の品性は輝きません。
また逆に、その人物の知性が磨かれ、いくら学識が高くても、感性が殺伐としていれば、その人の品性は輝きません。
このように、その人物の感性と知性を足して二で割ったものが、その人の品性ということになります。
したがって、品性を高めるには、つまり人品を磨き上げるには、感性と知性を同時に磨かなければならないのです。
社員の品位を高める教育・研修はこれからますます重要になるでしょう。
企業の社員教育は、ほとんど知性を高めることに重点をおき、感性や品性を高めることはおざなりになっている向きがあるのです。
社員は即、社会人となります。
社会の一員としての自覚をもつと同時に、社会的責任と義務を有する一社会人としての独立心をもたなければなりません。
そのためにも、社員の社会性を高める教育は欠かすことができません。